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〜ワタシの秘め事日記〜未来のワタシへ

第12章 〜ココロの痛みをくれた男「ヒロ」〜

ヒロとの関係が終わりを迎えてからというもの、これまであらゆるオトコの餌食となり、身体を差し出すかのような淫乱なまでの性行為を繰り返していたワタシは、その身体とは裏腹にココロにゆとりがなくなってきていた。

彼を待ち続けたあの日、欲望のままにオトコを求めて快楽をものにして過ごす自分自身に多少なり、不安を感じたのだ。
こんなことをしていていいのだろうか。
ワタシの身体はいつ、落ち着きを取り戻すのか。
いつまでこの身体を開き続けるのか。

そして、また裏切られることへの恐怖。
裏切られるも何も、ワタシ自身にココロもないくせに。

そんな葛藤から、セックスへの思いが薄れかけていた。

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