voicegeneration
第1章 可愛いアイツ
谷「んー?この腕は絋くんが逃げないようにするためだよ?」
下「…そんなことしなくても逃げないのに」
下野は聞こえるか聞こえないかくらいの声の大きさで嘆く。
谷「ん?なんて?」
…谷山には聞こえなかったらしい
下「なんでもない…(恥ずかしくて言えない//)」
谷「ふーん。そういうこと言うんだ。そんなこと言う子には…お仕置きが必要かな?(ニヤ)」
そう言って妖しく笑った谷山を見た下野は全身がゾクリと震えるのを感じた。
下「や…やだ。お仕置きしないで(泣)」
谷「涙目は可愛いけど、だぁめ。だってすぐに言わなかった絋くんが悪いんだよ?」
優しく諭すように、宥めるように下野に説明する谷山の顔は、いつになく優しく、それでいてイジワルだった。