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手紙~天国のあなたへ~

第3章 血に濡れた鳳凰 

 幼い彼は雪玉を作っては投げ、父もまた負けずに雪玉を作って投げ返してきた。しまいには二人共に雪まみれになり、そんな彼を父は軽々と腕に抱き上げ、腹の底から嬉しげな笑い声を上げた―。

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