籠の中のお姫様
第3章 縮まらない距離
昔、外に出たときは、ルナとだった。他に何人かの護衛をつれて、無理を言って外に行かせてもらった。
国民の視線が集まって。
怖くて、もう、外になんか出たくないと思った。
ただ、みんなと同じように買い物がしたかったし、同じように歩きたいだけだった。
それを今できているのが嬉しくて、
とにかくいろんなところを回った
その途中で、優しく声をかけてるれる人達がたくさんいた
「いい国だな…」
あそこみたいな、冷たい視線は一切感じない…
私も、この国で生まれたかったな…