籠の中のお姫様
第1章 知らない人たち
「ご飯できたよー」
「はい」
呼ばれたので返事をして、声のしたほうに行った。
さっきいた部屋を出ると、少し狭い廊下になっていて、右と左に2つずつドアがあった。
右にあるドアを開けてみると、さっきの部屋よりも小さめの部屋で、
中に少し入ってみると、なぜか伏せてある写真立てがあった
なんだろ…
気になって立てようとすると
「おい!!」
怒鳴るような声が聞こえ、とっさに声のほうを向いた
そこにはさっき私に怒って出て行った男の子がいた
「あんた俺の部屋で何やってんの?」
怒ってる…
この人の部屋だたんだ
「何って、なにもしてな…」
「その写真立てに触んな」
「あ、ごめんなさい」
「…父さんが待ってる、俺についてこい」
「あの…」
「早く!…あと、もう二度とこの部屋に入んな」
「ハイ…」
この人怖い…
少しびくびくしながら、少しあとをついて行った
男の子は、左にある1つのドアを開けて中に入った
私の続けて入ると、アキラさんとアンジュちゃんがいた