sugarvoice
第1章 メロメロ~神谷浩史ver~
ピンポーン♪
チャイムを鳴らすが、一向にでてくる気配がない。
失礼だとは思いつつ、玄関の扉に手をかける。
すると扉が開いた。
神(やっぱり変だ。普段は絶対に鍵を閉めてある)
神「香菜ちゃん?」
一応声をかける。
返事はない。
神「おじゃましまーす…」
とりあえずリビングに行くと、ソファーの上に不自然に膨らんでいるタオルケットがあった。
恐る恐る捲ってみると、そこには涙目で俺を見つめる香菜ちゃんがいた。
いや、香菜ちゃんらしき子供が…
花「か…かみやしゃん…グスングスン…」
そして、何故か泣いている。