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続:眠れぬ王子と猫な僕

第1章 初めての友達










「座れよ。お前の席ここだからな」





「う、ん……。あ、ありがとぅ…」





さっそく赤司君や秋津君、高瀬君達に囲まれる。




「姫、今日からはずっと一緒だな♪」





「俺ら以外の奴と仲良くすんなよ」




「そーだな。これ、忠告だから」




――きゅうッ




震えそうになるのを、身を縮めて堪えた。





「あのさー、そこ、俺の席なんだけど。」





その時、僕の席の隣の机に座っていた赤司君に一人の男子さんが声をかけた。





「あ゛?」





赤司君はその男子さんを睨んだ。





「だからさー……どけっつてんだよ!!!」






――ガァンッ






次の瞬間、赤司君は教壇まで蹴り飛ばされていた。






「きゃぁあ!」





僕は思わず叫んでしまった。






「てんめぇ!何しやがんだ!!」





「あれ、お前もしかして雨凪?」






赤司君を無視してその男子さんは僕を真っ直ぐに見つめた。








「……っ、はぃ……」







正面からみた彼の顔は少しつり目でいかにも女の子にモテそうな感じだった。






「やっぱそうか。俺は架神、茉弦だよ。



愁から聞いてない?」









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