カイダン
第4章 シニガミサマ
交番についた二人は警官に事情を説明し、かくまってもらう事になった。しかしシニガミサマは人間なのか、という疑問があった。だから圭吾は「あんな事」をしたのだ。
時間まであと5分。綾音は泣き叫び続けている。圭吾は自分も泣きたい気持ちでいっぱいだったが綾音を落ち着かせるため黙って綾音の身体を抱きしめる。強く、強く。あと5秒、4秒。そしてついにきてしまった。9時が、1人の身体が倒れる。それは、圭吾だった。
綾音はわけがわからなかった。自分が死ぬと思っていたのに死んでいるのは、圭吾。綾音は力なくそこに座ってしまった。ふと圭吾のポケットから紙が覗いているのに気がつく。そこにはこう書いてあった。
「綾音、もしこの紙を見るときは俺は死んでいると思う。ごめん。重要な事を綾音に隠してたから書きます。
自殺者というサイトでキャンセルを探しているときにミガワリっていう欄があったんだよ。俺は迷わず押したよ。まだ付き合って2日しかたってないけど本当に楽しかった。綾音には生きてほしかった。生きてもっと自分を好きになって自殺なんて考えないような強い娘になって欲しい。こんな事書いて何様だと思うだろ?本当に勝手な事してゴメン、でも綾音守れたからいいよな?じゃあな。そして、最後に、生きろ!」
綾音は再び泣いた。「良くない、良くないよ圭吾・・。」「あなたがいなかったら結局面白くないよ。退屈な人生に戻っちゃうよ。圭吾ぉ!」綾音は泣き続けた。
6年後、綾音は自殺者のための会というものを立ち上げた。自分のような自殺者が生まれないように。「圭吾、私強くなれたかな?」
END
時間まであと5分。綾音は泣き叫び続けている。圭吾は自分も泣きたい気持ちでいっぱいだったが綾音を落ち着かせるため黙って綾音の身体を抱きしめる。強く、強く。あと5秒、4秒。そしてついにきてしまった。9時が、1人の身体が倒れる。それは、圭吾だった。
綾音はわけがわからなかった。自分が死ぬと思っていたのに死んでいるのは、圭吾。綾音は力なくそこに座ってしまった。ふと圭吾のポケットから紙が覗いているのに気がつく。そこにはこう書いてあった。
「綾音、もしこの紙を見るときは俺は死んでいると思う。ごめん。重要な事を綾音に隠してたから書きます。
自殺者というサイトでキャンセルを探しているときにミガワリっていう欄があったんだよ。俺は迷わず押したよ。まだ付き合って2日しかたってないけど本当に楽しかった。綾音には生きてほしかった。生きてもっと自分を好きになって自殺なんて考えないような強い娘になって欲しい。こんな事書いて何様だと思うだろ?本当に勝手な事してゴメン、でも綾音守れたからいいよな?じゃあな。そして、最後に、生きろ!」
綾音は再び泣いた。「良くない、良くないよ圭吾・・。」「あなたがいなかったら結局面白くないよ。退屈な人生に戻っちゃうよ。圭吾ぉ!」綾音は泣き続けた。
6年後、綾音は自殺者のための会というものを立ち上げた。自分のような自殺者が生まれないように。「圭吾、私強くなれたかな?」
END