カイダン
第5章 オニクビ
俺の名前は五十嵐 裕也。高校2年生だ。これといって取り柄もなく、趣味もない。退屈な毎日を過ごしていた。
「ただいま。」親父が帰ってきた。「また変なん買ってきたのか?親父ぃ。」
親父は出張で遠出した時必ず何か買ってくる。紛い物ばかりだが・・。
「まあそういうな。今回のは凄いぞ?何でも願いが叶う道具、「オニクビ」だ。」自信あり気に言ってくるが何でそんなに楽しそうなんだ親父よ・・・。
親父は「とにかく貰っとけ。」とソレを渡してきた。ム、結構重いな・・。
俺は部屋に戻り溜まっていた宿題を終わらせようとした。明日までに宿題を終わらせなければならないというのに全く終わる気配がない。時間は午前1時を過ぎた。もう諦めて宿題を出すの止めようかと思ったがふとオニクビを見た。
もしもこれが本当に願いを叶えてくれるなら・・。と思ったが、「バカバカしい。」と俺は宿題を放棄して寝た。
次の日、絶対に終わっているはずがないと思いながら宿題を見ると、「終わってる。」
宿題が全て出来ていた。しかも字も俺と同じくらいのうまさだ。
「マジで?」
俺はオニクビを眺め、ニヤリと笑みを浮かべ学校の支度を始めた。勿論、オニクビも持って行く。
「ただいま。」親父が帰ってきた。「また変なん買ってきたのか?親父ぃ。」
親父は出張で遠出した時必ず何か買ってくる。紛い物ばかりだが・・。
「まあそういうな。今回のは凄いぞ?何でも願いが叶う道具、「オニクビ」だ。」自信あり気に言ってくるが何でそんなに楽しそうなんだ親父よ・・・。
親父は「とにかく貰っとけ。」とソレを渡してきた。ム、結構重いな・・。
俺は部屋に戻り溜まっていた宿題を終わらせようとした。明日までに宿題を終わらせなければならないというのに全く終わる気配がない。時間は午前1時を過ぎた。もう諦めて宿題を出すの止めようかと思ったがふとオニクビを見た。
もしもこれが本当に願いを叶えてくれるなら・・。と思ったが、「バカバカしい。」と俺は宿題を放棄して寝た。
次の日、絶対に終わっているはずがないと思いながら宿題を見ると、「終わってる。」
宿題が全て出来ていた。しかも字も俺と同じくらいのうまさだ。
「マジで?」
俺はオニクビを眺め、ニヤリと笑みを浮かべ学校の支度を始めた。勿論、オニクビも持って行く。