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あの夏、隣にいた君へ

第1章 アルバム

【...】

この夏、
君は笑っている。


僕のまぶたの裏で
幾つもの表情を見せながら

ニッコリ
ニッコリ。



あれから幾つか
夏が過ぎて、


僕も、君の家族も、
少しずつ笑える時間が
増えてきたみたいだ。



君がいなくて
淋しいけれど。


君がいない事実が
悲しいけれど。



僕が今
笑えるのは、

君が最期まで
僕の隣にいてくれたから。

今でも君を思うと
こんなにも胸が熱いよ。


やっぱり僕は
君が好きなんだ。

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