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短編集

第14章 『越冬ツバメ』

町の外れに出来た大型ショッピングモールに押されて、古くからの商店街はすっかり弱っていた。

かつては地方とはいえ、城下町として栄えたこの町も高齢化と過疎化が急激に進んでいるのだ。

商店街ではシャッターが閉まっている店も多々ある。
歩いている人達もまばらだ。

その一角。

さくらクリーニング店。

私はここで働いている。

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