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メイド喫茶へようこそ

第1章 琴乃の場合~いけない面接~

「私は田中奏(かなで)。よろしくね!」



奏と名乗る店員さんは事務所までの間に自己紹介をしてくれた。



「面接、受かるといいね!多分大丈夫だろうけど」



明るくそう言ってくれたけど…

正直私が働く自信ありません…!

ただの可愛いカフェだと思ってたのになんだか違うみたいなんだもん…

それにあの制服……

奏さんはよく似合ってるけど、私…着れないよぉ……







コンコン…

「オーナー?バイトの面接の子、連れてきましたぁ」



私の気持ちの整理もつかないまま、奏さんは事務所のドアをノックした。



「どうぞ」



奏さんがドアを開け、促されるまま、私は部屋の中に入った。

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