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第9章 葵の場合~お兄ちゃんのいたずら~

「おかえりなさいませ、ご主人様!」



いつものようにご主人様をお迎えして、席を案内してメニューを渡す。






店内が一番よく見渡せる、窓際の席にお兄ちゃんが座ってる…

ずっとずーっと…視線を感じる。





「葵ちゃん」

「は、はぁ~い!」





私は急いでお兄ちゃんの席へ向かった。

心臓がうるさいくらいドキドキしてる。

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