テキストサイズ

出会い系サイトのレイプマン

第3章 パトカー6号と高滝公民館

黒いハンドバッグから、さっきしまい込んだ住宅地図を出していると、遠く離れた場所から車のエンジン音が聴こえた。音が聴こえる方角は理沙が歩いて来た閉鎖されたガソリンスタンドの方からだ。

はっ!また車が近寄って来る、嫌だ、早く隠れないと…

理沙は頭にピンと来ていた。あのレイプマン、黒田明が探しに来たのではないかと。理沙は慌てて林家商店の母屋の敷地内に入り、垣根の裏側に隠れた。謎の車が通過するまでに、10秒間程のタイムラグがあった。

あっ!な、何よ、そんなことって、あるの…

目の前を車が通過した後、理沙は唖然とした表情をしていた。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ