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出会い系サイトのレイプマン

第4章 高滝神社と高滝霊園

理沙は手元に2枚の公図があるから、まだ先に進めると考えていた。しかし道のりにして50メートルも歩かないで6尺道路は終わっていた。

えっ!道が道がないわ、コンクリートの堤防だ…
理沙は目の前の光景を見て愕然とした。まさか高滝ダムがこんなに近くにあるとは思わなかったのだ。
大きなダムね、これじゃあ、右にも左にも進めないわ…

理沙は高滝ダムの堤防から顔を出して、外灯の灯りが見えるかもしれないと期待したが、人工的な灯りは見えなかった。コンクリートの堤防をよじ登ることは可能で、堤防の幅も2メートル程あるが広葉樹林の葉が覆いつくしていた。無理してあるくと足を滑らしてダムの中に落ちる危険があった。

   ダメだ、戻るしかないわ…

高滝公民館の和室で、もっとゆっくり高滝ダム関係書類を見れたらと悔やんだが、あのレイプマン黒田明が追って来たのだから仕方がない。30年以上経過している昔の古い公図は、土地の状態が変わり使い物にならなかった。


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