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僕のこたえ

第2章 恋の矢印

「ねえ、それだけ私も東君の事見てるって解ってる?」


上目遣いでメガネをくいっと上げた。


僕は慌てて目を逸らせた。


時田さん…僕に気があるんだ。


参ったな…


黙ったまま駅まで歩いた。


微妙な空気だった。

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