ホストクラブの罠(不良総受け)
第9章 見てはいけないもの
「恭平・・・・だろ?」
唇に熱い息がかかっていた。
そして
また
唇が重なった。
なんでキスなんか・・・
ドクドクと心臓が高鳴る。
見えないのが急に怖くなった。
そう思った矢先だった。
視界が急に明るくなり、まぶしさで思わず瞼をきつく閉じた。
「当たり。」
一瞬照れたような恭平の顔が見えたかと思うと、すぐにいつものクールな表情に戻ってしまった。
「お前・・・なんて顔してんだよ・・・」
俺の表情を見た恭平はまた照れたようにつぶやいた。
「な・・・にが・・・だよ。」
「トロトロじゃねぇかよ。
エロい顔してんじゃねぇよ。」
「してない・・・
いいから・・・早く指抜け・・・」
「はいはい。」
グチュリッ
「アッやあ!!」
抜かれる時に異様な快感が走った。
腰がズクズクと甘く疼き出す。