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第6章 熱意と決意



まずは蒼士が前に出た。

足を肩幅くらいに開け、ギターを構える。





ドラムとベースのリズム隊をバックに、

緩やかなメロディでギターを弾く。




感情豊かなビブラートを織り交ぜながら、だけど力強い音色を響かせる。


聴いている方を心地いい気分にさせてくれる。




蒼士も余裕の表情だ。







すると次は、ジェイソンにスポットライトが落ちた。


ジェイソンは曲を繋げるように弾き始める。




緩やかなメロディから、徐々にテンポが速くなる。



ジェイソンの左手は素早くスライドし、五本の指を交互にしなやかに素早く動かしていく。




まだまだ余裕といった感じだ。





そしてある程度弾くとまた、蒼士に交代する。







え…

これって、もしかして…



2人でギター対決してるのか!?







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