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それから
学校の行き道。
帰り道。
放課後のななの家で。

暇さえあれば
おばぁちゃんのことを
話してくれる。

「おばぁちゃんと
服買いにいく予定やってん。」

「大人になったらな
車の免許とって
おばぁちゃんのせてあげたかった。」

「みぁなとの結婚式
見せてあげたかった。」


いろんな話。
その一つ一つを聞いていくとね。

そぅはすごいなって思う。


あたしにはできない。

家族の誰かがいなくなっても
あたしは
泣けるかな？

泣けないと思う。

あたしには
心がないから。
なくなったから。

きっと悲しまない。

そんな自分が
嫌で。

何度も何度も
壊したくなる。