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そこには何かがあった

第2章 かの女とその男

違和感の元凶、桃屋稜。
極めて普通の子である
強いて言うなら、早口で、やせ気味で、たれ目で、ちょっと周りが見えてなさそうな変な性格の持ち主、といったところだ。
ひょろひょろしてて、どこか頼りなさ気で、変な人ばかり寄せつけるような人だ

まどかとは小学校時代、6年間同じクラスで、昔は丸々とした可愛い子だった
性格も可愛かった......のかは不明だが、小3くらいからまどかとはほとんど口をきいていない

なぜなのかは誰にもわからない

彼も廊下で例の変な友達たちとおしゃべりしている。時々笑っている様子もうかがえる。

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