テキストサイズ

俺の愛し方

第7章 年の瀬

風呂場の壁にカビキラー吹きかけ、目に染みるのを我慢しながら、一旦リビングに戻った。


するとリカは雑巾片手に、ロックバンドのライブDVDを観ていた。


俺はそれを横目に油でベタついたレンジの部品を取り外し、マジックリン吹きかけた。


リカは…あんまり進んでいない。


というか雑巾握り締めテレビに釘付けだ。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ