テキストサイズ

……どうしてこうなった?

第18章 『偽装彼女』解約

「おはよう、ゆうちゃん」

「お、おはよ、ともちゃん……」

「なんだか朝来たら三年生とかがその話題で盛り上がってたみたいよ」

「……芹沢先輩が言い回ってるんだな……きっと」

優花はふるふると頭を振った。

「偽装彼女、終わったんだ?」

「うーん……なんていうか……」


優花は昼休みに友美にだけは真実を伝えた。

「って訳なのよ……なんつーか最低だよね、芹沢先輩」

優花は呆れた顔をしながら友美に笑いかけた。

しかし友美は笑わず、ずっと真剣な表情を崩さない。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ