……どうしてこうなった?
第19章 橘彰人のいたぶられえっち
「さすがは陸奥会長ですね。こんなにも早く葉月と芹沢さんを引き離すなんて」
生徒会副会長であり、陸奥の側近とも呼ばれる副島一(そえじまはじめ)が微笑む。
「まあ私と喧嘩して勝てるわけがないわ」
そう余裕を見せて語る陸奥佳奈美であったが、声には苛立ちが含まれていた。
副島がその苛立ちに気付かないはずもなかったのだが、敢えて気付かない振りをした。
「これからどうしましょうか? 我々の方でもっと葉月優花に『罰』を与えましょうか?」
苛立ちの原因まではさすがの腹心である副島にもわからなかった。
しかし恐らくはまだ葉月優花に対して穏やかではない感情を抱いてるのであろうと判断し、そう進言した。
「いや、いいわ。葉月さんのことは私が対処しますから」
陸奥は艶やかな黒髪を優雅に払い答えた。
生徒会副会長であり、陸奥の側近とも呼ばれる副島一(そえじまはじめ)が微笑む。
「まあ私と喧嘩して勝てるわけがないわ」
そう余裕を見せて語る陸奥佳奈美であったが、声には苛立ちが含まれていた。
副島がその苛立ちに気付かないはずもなかったのだが、敢えて気付かない振りをした。
「これからどうしましょうか? 我々の方でもっと葉月優花に『罰』を与えましょうか?」
苛立ちの原因まではさすがの腹心である副島にもわからなかった。
しかし恐らくはまだ葉月優花に対して穏やかではない感情を抱いてるのであろうと判断し、そう進言した。
「いや、いいわ。葉月さんのことは私が対処しますから」
陸奥は艶やかな黒髪を優雅に払い答えた。