テキストサイズ

……どうしてこうなった?

第1章 いきなりの告白

「すごかったねー優花ちゃん! よく緊張しなかったねー!」

入学式のあと、一年一組に入った優花はショートヘアで笑顔が可愛らしい子に声をかけられた。

物怖じせずに話し掛けてくる少女に優花の緊張もほぐされる。

「え、いやいや! すっごい緊張したし!」

「えーそうなの? 全然緊張しているように見えなかったのにー?」

「いやもう、ガッチガチに緊張してたって」

「すごいなー優花ちゃんは……あ、私は緑中(みどりちゅう)出身で中野友美(なかのともみ)っていうの。よろしくね」

「じゃあ『ともちゃん』だね! 私は葉月優花。岡野中(おかのちゅう)から。よろしくね」

「うん。よろしく! 『ゆうちゃん』!」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ