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……どうしてこうなった?

第22章 どうしたの?

友美が槍倉を引っ張っていったのはカラオケボックスだった。

「今日は私がおごりますっ! 歌いましょうっ先輩!」

「お、おうっ! 歌うか」

二人は部屋に入ると同時に曲を入れまくり、盛り上がった。

友美は歌に自信があったが、意外にも槍倉誠一も歌がうまかった。

二人はお互いの歌を褒めあい、リクエストなどもしあった。


ひとしきり歌った後、友美はアイスティー、誠一はコーラを頼み、のどを潤しながら休憩する。


「いやぁ友美ちゃんって歌うまいんだね」

「そんなことないですって。むしろ槍倉先輩がうますぎてびっくりしましたもん、私」

一緒に下校し始めた時の緊張もとけ、二人はリラックスした雰囲気で会話を楽しんだ。

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