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……どうしてこうなった?

第25章 壊される心

造り上げた粘土細工は潰すときが一番楽しい。

もちろん他人の粘土細工を潰すのはもっと楽しい。

幼い頃から陸奥佳奈美が感じていたことだ。


完全に私に依存した橘彰人。


これからその依存を断ち切り、精神状態を破壊させる。

それからもっと苦痛を味あわせてあげる。


それを思うときゅんと胸が弾んだ。


別に橘に恨みはない。


むしろ橘の予想外の巨根で子宮をえぐられたときは快感による幸せさえ感じた。


だが、それだけだ。

性的快楽に溺れて目的を見失うほど私は愚かではない。


それに大きいだけでテクニックのない橘とのセックスには飽きを感じ始めていた。


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