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……どうしてこうなった?

第28章 交わらない平行線

優花が笑い、橘も少し笑った。

「俺さ、優花。学校戻ったら、またサッカー頑張ろうと思うんだ」

「うんっ! それがいいよっ!」

優花は嬉しそうに笑った。

「頑張って、槍倉駿二に負けないくらい頑張ってさ、レギュラー目指すよ」

「うん。彰人ならきっと出来る」

彰人はきっと立ち直れる。


優花はそう思いながらウンウンと小さく何度も頷いた。


焦ることはない。


ゆっくりとやり直していこう。

優花はそう考えていた。

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