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好きだから、、、

第8章 第八章




純哉の様態は、

最初と比べて、

かなり悪くなっていた。






「俺さ、

やっぱ死ぬのかな。」




いつものように、

回診をやっている

ときだった。




『何言ってるの!?

治るって。

信じてよ。』


「治る、治るって

ずっと言ってるけど、

治る気配なんか

全然ないじゃん。」






私は、

泣きそうになった。

どうして、

諦めちゃうの?






「もう、

元気なヤツらの顔とか

見たくないわ。

回診のとき以外は

来ないで。」



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