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キレーな顔した狼さん。

第2章 1匹目

ー昼休みー

あー、やっと午前の授業
終わったぜ…つっても殆ど寝てたけど

つかれたー
腹減ったー…飯だ飯っ


俺はまたいつもの屋上で
1人、昼飯を食っている

別に友達がいないわけじゃない
てか、多い方だとも思う

でも、別に昼飯を一緒に食いたいと思う程の奴もいない

ピロリロリン★

「ん?誰だ?」
携帯がなったようなので
確認すると、どうやら高橋将(マサル)からのようだ

この高橋将は俺の親友。
いわゆる、幼なじみというやつで
昔からの付き合いだ

ん?何で親友がいんのに一緒にご飯
食わないかって?

そんなもん、あいつが彼女と一緒に食ってるから…としか言いようがない

「マサから?何だろ」

×月○日
マサ
件名 :客だぞ
何か、教室にめっちゃキレーな顔した男の子がお前ば訪ねて来てたぞ

いないっつったら
ありがとうございますって笑顔で頭下げてどっか行ったっぽいけどな。

つーか、あいつ二度と教室来させんなっ。友見(ユミ)が惚れたらどーすんだ!!

---------END---------

ちなみに、友見ってのはマサの彼女ね。

キレーな顔って…ま、まぢか…
アイツー…だよな?

どっか行ったって事は
まさか…


キィーー

狙ったかのようなタイミングで
屋上の扉が開いた

おそるおそる振り向くと…

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