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キレーな顔した狼さん。

第7章 5匹目

「それに…」

「え?」

俺が照れてるのを知ってか知らずか瑠樹はまた話はじめる

「熱ならもーないよ?」

「は?何でお前がわかんだよ?」

瑠樹の発言にキョトンとしてしまった

「俺が汐里の熱はかっといたから」

「?」

「汐里が寝てる間に」

「え?」

「ふふっ…だから大丈夫」

「な、なにが?」

「今の汐里とキスしても……
……セックスしても」

「せっ!?//」

いやいやいやいやいやっ!
ちょっと待て!熱は無くても病み上がりだしっ……どー考えても無理だろ!?

つーか…こいつ、俺が寝てる間に
何してんだよ…

そんな事を思っている間にも瑠樹は俺との間をゆっくりと楽しむみたいに縮めてくる

「ちょ、ちょっと待てっ!俺は…その…病み上がりだ!だから…その」

顔をひきつらせ、瑠樹に説得を試みるも

「汐里…知らないの?汗をかくといいらしいよ?」

「は…え!?」

軽々と言い返される
……端からみたら王子様スマイルのこの笑顔も今の俺には悪魔の微笑みにしか見えない

「や、やめ」
トンっ

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