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美人妻は性欲旺盛っ!

第9章 アルバイト 2





「ふぅ…今日は忙しかったなぁ」



 忙しい時間帯をすぎ
 掃除に精を出す

 もうじき上がる時間だ



「右京ちゃん
もう上がっていいよ」

「え?いや、でも璃乃さん
時間まではやりますよ?」

「きみ、働きすぎ」

「あいたっ!」



 璃乃さんにデコピンを食らう



「十分助かってるし
いい働きしてる
掃除も鬼のようにする
働き者なのはわかったから
働かせないようにしないとだ
無理しすぎるからね」



 掃除用具を取り上げられ
 かわいらしくウインクされる



「は、はい…
じゃあ上がります!」

「お疲れ様
またよろしく」

「お疲れ様でした!」



 私は着替える前に
 思い立って方向を変える



「峰斗さん、お先失礼します」

「うんお疲れ
またね浅葉さん」



 それから着替えを済ませて
 裏から外に出た

 雑踏をかき分けて駅に向かう









「――――片倉っ!」



「へっ?」



 腕を掴まれて振り返った

 息を弾ませた若い男性がいた



「あ、あの…誰…ですか?」



 見覚えがあると思った
 私と同い年くらいの男の子
 面影から記憶をたぐる



「片倉、わからない?
俺、望月翔吾」



 ドクンと心臓が跳ねた



 本当はわかってた
 私の呼び方もその声も

 一度好きになった人を
 そう簡単に忘れられるわけなかった



「ぐ、偶然だね…」



 音信不通だった元カレと
 運命的に出くわす

 ――そんな偶然が
 あっていいのだろうか…



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