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翔ちゃんとニノちゃんのヒミツ

第12章 ラブホテル~前編~

From 櫻井

ピーピーピー

ガシャッ

翔「ニノー、ニノー。着いたよー」

二「...」

只今10時07分。

ベネチアンの駐車場はそこまで大きく なかった。6台しか置くところがなく て俺達が最後だった。

翔「ニノはむー!起きてー」

二「...。」

バリバリ熟睡中... 可哀想だけど起こすしかないw

翔「ニノちゃーん?起きなきゃくす ぐっちゃうよー」

ユサユサ

二「ん...んん?」

翔「あーニノ起きたー♪おはー」

二「...ふぁぁぁ~...。おはです...」

あくびで零れた涙を拭くニノちゃん。 猫耳付けてるから猫に見える(笑)

翔「着いたよー♪」

二「え...?あ、そーなの...」

不意に横を見て甘~い笑顔を見せるニ ノ。 そそるわ...w

翔「さ、早くシートベルト外して♪」

二「...ぅう~ん...。力入んない...」

翔「...はいはい(笑)」

スッ

カチャッ

俺はニノの脇にあったシートベルトの ロックを解除した。

二「ありがと~*」

翔「どういたしまして」

ガチャッ

翔「なんか持ってくものある?俺が 持ってくから」

二「え、じゃあ...。この箱と袋を...あ、 中見ちゃダメですよ?」

差し出すのはさっきの箱と大きな袋。

翔「...わかった」

二「お願いしますね」

パッ

袋は箱より少し軽かった。 ...ん? 袋の穴から緑の物体が飛び出てる... (笑) まあいいかw

翔「それじゃあ行くよ♪ニノ、早く出 て(笑)」

二「あ、はいっ。すみませんっ」

バッ

バタン

ピーピッ

車のロックがかかった音がした。

翔「...この箱何はいってるのさ?」

二「えぇー?秘密ですよ♪」

翔「秘密かぁー...ヒントないのっ?」

二「ヒントは...無いです(笑)」

翔「無いのか!(笑)」

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