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ずっとこのまま

第6章 まだ知らない



ーあれから一年後ー





お兄ちゃんは彼女と別れたらしい、

今は一緒に暮らしているんだ


隼人がいなくなって

この街も静かだな...



「隼人...大丈夫かな?」




あれから隼人から電話もかかってくることは無かった。


「+そう言えばね奥さん、
  昔この街から出てった家族が帰ってきたみたいよ」


はい.....その子知ってます。
いや、すっごく仲が良かったものです。


「久しぶりに家に行ってみようかな」


あれ。こんな家でかかったっけ?

まあいいや。


ピーンポーンピーンポーン


「-はい」

あ。新の声だ.....


「あ..あらただよね。?」



「-お前って愛梨?
  だよな?」


新すっごく変わったな...

イケメンになっちゃってるし...(笑)


「うん、覚えてたんだ
  新も変わったね」


「-そーか?自分では分からんがw
  そーいやあ、隼人は...」


隼人はね...
新と入れ替わりでアメリカ行っちゃったよ。



「隼人は...アメリカ行ったの
 親の仕事でだって」


「-そっか。良かった」



ん。今何って?.....良かった?なにがw




「なに、隼人に会いたくなかったの?」



「-俺はお前に会いに来たんだ」




なにいってんだこいつw

まあそりゃ私も会いたかったけれども.....




「うん。私も会いたかったよ?」



「そーゆういみじゃなくて。


 「(お前が好きだから会いたくて

    この街に戻ってきたんだ)」



え.....


これから、恋の嵐が始まるなんて思いもしなかった。

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