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｢長谷川先生、営業前に大変迷惑だわ。
早くこのジャジャ馬 娘と一緒にお引き取り下さい。
もう貴方達が来る場所では無くてよ。｣

無表情で話すママが怖い。

｢分かりました、直ぐに引かせて頂きます。でもひとつお願いが…｣


｢何かしら。｣


｢僕達がこの店に来たことは誰にも言わないで下さい。
お願いします。｣


そんな先生の低姿勢を潰すかのように、

｢お願いって、この女のせいなのよ！
近いうちにいつか…｣
『黙って！』

と志帆に強く言い放ち、口を塞ぎながら怯えたように一礼をして去って行った。




余程の圧力をかけられたなと思ったと同時に志帆はまた来ると思った。