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第13章 ジレンマ

ある日、区役所から 母が亡くなっていたので遺品の整理をしてほしいという連絡があった。






一応持ち家でだったので親戚と言う名のハイエナ逹がいた。

「貴女のお母様にはね凄い大金貸していてまだ返してもらってないのよ。」


弟と名乗る人が
「君は頑張ったよ、こんなに金遣いの荒い姉さんとよく暮らせたね。」



今更五月蝿いだけだった。唯一の家が欲しいのも知っていたので



「私には、この家を管理出来ませんのでよろしくお願いいたします。」






全て破棄した。
いい思い出もなければ、本当に管理出来ないので彼等のご希望にお答えした。
色々処分も面倒なので。



玄関にあった、綺麗だったピンクのパンプスが色褪せていた。

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