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第7章 銀座の女

今まで人生とは全く違い指名も沢山つくようになり、気が付いたらナンバーワンを争う存在になっていた。

見た目が変わると性格も周りの反応も違う。

全てが新しく感じた。

ある日、一緒に働いている志帆がサロンに行く前に


「今日はドレスの日に変わったんだって」!

「そうなの?」


「私着物用意して来たのにママったら信じられないっ!」


「私のドレス貸そうか?」


「大丈夫、ありがとう !ロッカーに予備あるから。」

笑顔で慌てて、去って行った。

今日は第4水曜日、第2 第4の水曜日は何故かうちのグラブでは着物の日があった。

「ママの気まぐれ?」
ロッカーがドレスで入りきれなくなっていたので、着物は一時サロンに置いてもらった。

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