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EROSMAN

第2章 EROSMANの誕生

1年前、胤罫はやりたい事もなく、仕事にもつかず、生活費は親から貰う仕送りで賄っていた。
ニュースではいつものように男が女にレイプされた、だの殺害されただのといった事件が流れていた。胤罫はウンザリしていた。何故、男よりも女の方が強く、たくましいのか。このままでは男という存在は消えてしまうのではないのだろうか、などといった事を考えているうちにいてもたってもいられなくなった胤罫はジムにかよい始めた。さらに女を相手にするのであればもともと女体に対して凄い詳しい事もあって、Yahoo!知恵袋で48手と言われる技を教えて貰う事にした。
そこで出会ってしまったのだ。自分の事を「仙人様」と呼ぶ老人に。ちなみに84才らしい。
仙人様は48手を教えてやる、と書き、それと仙人様の家の住所を載せ、来るように胤罫にコメントを返してくれた。住所はマズくないか?と考えた胤罫であったが仙人様の教えてもらった場所に行く事にした。
行ってみるとそこはただの古びた一軒家だった。
そこには無駄に背の高い老人がいた。老人は手取り足取り48手を教えてくれた。しかし修行が始まり、はや1年がたった頃、充分な技を身に付けた胤罫は一軒家に行く。するとそこにはマスターベーションをしたまま白目を向いた状態で死亡している仙人様がいた。
胤罫は悲しんだ。しかし充分な技を身に付けた今、やる事は一つしかないと考えた胤罫は一軒家を後にした。
これが胤罫がEROSMANになった理由である。

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