テキストサイズ

EROSMAN

第10章 愛しのあの子の周りが修羅場すぎる

胤罫は今、あるレストランに来ていた。目的は・・。
「いつも来てくれてありがとうごさいます。」
笑顔が素敵な、菜奈平 杏里 ななひら あんりに会うためである。
胤罫は菜奈平の事が好きである。
「杏里ちゃ~ん。来たよォ!」一人のオッサンが店に入ってくる。
「あ・・いらっしゃいませ。」と素っ気なく返事をする杏里。
「そんなに素っ気なくしないでよ~、杏里ちゃん。」
オッサンは杏里に近づくと、杏里の尻を触り始めた。
「おい、何して・・!」と胤罫が言いかけ、「待て、てめえ何してんだ!」と一人の男が止めに入った。
「な・・何だお前は・・。邪魔をするな、とゆうか別にこれはやましい事では・・。」
すると男は、オッサンの顔面をぶん殴った。
「ぶひぃィィィィ!」
オッサンは鼻血を撒き散らし吹き飛んだ。
男は杏里の手を取り、「大丈夫か、君?」と聞く。
「はい、大丈夫です。助けていただきありがとうございました!あの・・宜しければお名前を教えていただけませんでしょうか。」
と杏里が聞くと、「俺の名前は、花道 大河 はなみち たいがだ。」
と男は言った。
胤罫は思った。
「(これはヤバい予感がする。完全に杏里ちゃんはあの男に惚れてる・・。ホストみたいな格好しやがって!」
胤罫は男を遠くからマジマジと見る。
年は20代前半てところか。格好はホストが着そうな服。何故かズボンはダメージジーンズを着用している。顔は、目は二重で、高い鼻。そしてぷるんとした唇。まるで女性のような顔をした男だった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ