
アイツが私のご主人様!?
第30章 魔法がとけてく。
「お前……、よくも…
この俺様!
神崎 夕輝を子ども扱いしてくれたなぁ!!ニヤリ」
「……あははは…!
子ども扱い…?
そんなのしたっけ~?アハハ…」
わたし、
思わず苦笑い…。えへへ…つらい…!
「……俺が子ども?
笑わしてくれるじゃねぇか…!
この俺様が…!子どもなワケねーだろ!ププッ
むしろ!
りおチャンが子ども!
しかも!小学校低学年くらいのな!アハハ!
残念ながら…!
俺は…、れっきとした大人だわ!!ニコッ」
観覧車は、
もうすぐ頂上に着いてしまう…
神崎クンは……、
観覧車に入る
夕日の光に照らされて…
……とても綺麗だ。
サラサラしていて…柔らかそうな黒髪は、
夕日を浴びて栗色に光り…
冷や汗かな…?
首筋に少し流れる汗が…なんかエロくて!
いま、
わたしの目の前にいる神崎クンは…
さっき、
わたしがバカにして!
子ども扱いしていた!神崎クンはいなくて…
とても、
大人っぽい…神崎クンがいた。
突然のギャップにドキドキしてしまう…!
やばい!やばい…///!
惑わされて、
目がくらみそう……///!はぅ…
*
