
アイツが私のご主人様!?
第31章 それぞれの居場所。
神崎クンとバイバイして…
わたし、
観覧車の前で一宏を待つ。
(ふう……
一宏、まだ来てないみたい…。よかった!)
しばらくすると…
「あっ、りお~~!ニコッ」
「一宏…!わっ」
一宏が、
とても爽やかに走ってきました!
……めっちゃ速いわ!
さすがサッカー部エース!すごっ
はあっ…はあ…っ!
一宏、
息切れしてるし、汗すごいかいてる!えっ!?
「……よかった!はあっはあっ…
…りお、見つかって!はああ~…」
ぎゅうっ
「わ!
え?かず…ひろ?」
いきなり、
一宏にぎゅうってされる。
……ど、どした?うぅ…///!
「……りお、
いなくなったのかと思った…。
俺、りおのコト探し回ってたら、
走りまくって!めっちゃ疲れた!笑
サッカーの試合より、
必死に走ったかも…!アハハ!」
「かずひろ…?」
ぎゅうっ!
「………もう、
会えなかったら…
どうしようかと思った…!
そしたら、
気持ちにブレーキかからなくなってて…
気付いたら、
りおのコト探しに走りまくってたよ…!笑」
……一宏、
ワタシのために、そんなに必死になって探し回ってくれてたの?
なんで……?
優しすぎるんだよ、一宏は…。うん…
*
