
アイツが私のご主人様!?
第36章 『あの日の事を思い出せ。』
雨が振る中、
神崎くんは話し始める。
なぜか、
私のことを抱きしめたままで。
神崎くんに触れる肌が温かい。
「・・・・なあ、」
「ん……?、」
「お前、、
・・・あの日のこと、覚えてる?」
「えっ?あの日…?」
私、おもわず
ぽかーーん顔。え、
神崎くん、
へっ?って…驚いた顔しちゃって。
「はあ!?
・・・お前、アホか!」
「はいぃ?
なんで、そんなこと言うのよぉーー!!!ふんっ」
「……いや、
お前…記憶力無さすぎ。フン
ありえねーー・・・」
それから、
神崎くんてば…
なんかさあ、話し出したの。
神崎くんが言う、
「あの日」のことを。
*
