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あなたが消えない

第11章 絶頂感にひれ伏す

嘘っ…!?

そんな…ひどい。

「翔、側にいて?…どこ行くの?…」

「今夜は、たっぷり束縛してやるんだ。俺の言う事しっかり聞けよ。いいか、翼。そこでテレビの音だけで感じて見せてよ?」

「そんな事できない」

「できるって」

「ひどい!」

「何とでも言え」

私は本当にしばらく放置された。

喘ぐ声が、絶え間なく大音量で部屋中に、私の耳に響いてくる。

男のいやらしく囁き、感じる声。

それから身体から鳴る淫乱な音。

私の頭の中で、どんな状況になっているのかが浮かび上がって…。

…くぅっ…んっ…

アソコが疼いてくる。

でも、何もできないから腹部が痛くなる。

何処かに擦り付けたいけど、それもできない。

身体が震える。

どうしようもなく、声が漏れた。

「あぁっ…あっ…あっ…あっ…」

我慢してるからか、さっきからもう下の方から汁が垂れている。

それにまた感じて、

「んんっ…んぅ…はぁぁっ…あっ…」

声が出て、それに感じて、腰が変に動く。

翔は?

翔は一体こんな私を見て、どう満足してるの?

一体何を…。

って、まさか?

まさか、翔は私のこの姿を見て、離れた場所から、自分の手で処理してないよね?

「翔?翔は何してるの?」

離れた場所から声がした。

「ヒミツ」

ヒミツって…やっぱり、自分でしてるの?

私はその姿を想像してしまったら、アソコがまた更にビクビクと疼いてしまった。

「…んぁっ…あぁん…翔…翔…翔のが欲しい…欲しいよ…」

「まだ、ダメだ」

私はもう完全におかしくなって、翔の欲しさに、どれだけでも淫らな姿を晒していた。

「…お願い…お願い…したい…したいよ…」

腰を振って、頭を振って、身体全体で翔を欲しがった。

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