
素直になりなよ?
第1章 始まり
「それにしても今年はラッキーだな♪」
「なんで?」
「だって愛梨と神城君と高梨君と同じクラスなんだもん♪」
「誰…?」
「え~!!愛梨知らないの!?」
「うん…。そんなにすごい人なの?」
「神城璃玖君はちょっと俺様だけどかっこよくて高梨弓弦君(タカナシ ユヅル)はかっこよくて優しくて2人とも王子様みたいなんだ♪♪」
「ふ~ん…」
「愛梨ほんとに男子に興味ないよね…」
「まあね…」
「そんなんじゃ一生彼氏できないよ?」
「別に良いよ」
「もぉ~!!少しはトキメキなよね♪」
「そんなこと言われても…」
「愛梨は美人なんだから!」
「百花みたいに好きでもない人と付き合ったりしませーん」
「愛梨、ひどーい!!」
