
紅桜学園イケメン部!
第15章 幸せとは
「ねぇ…。
頼られたって、もしかしてまた喧嘩するの?」
「最近は全くしてないかなぁ。
俺ばかりに頼るのは良いことだと思えないじゃない?」
いつもみたいに緩い口調に戻る瑠璃。
やっぱりこっちの方が安心する。
「瑠璃、本当に話してくれてありがとう。
思い出したくもないのにね?」
「いいよ、みなみちゃんにはちゃんと知ってて貰いたかったんだ」
「みんなは…知ってるの?」
「うん。みんな一応同じ中学だったからね」
「え!?そうなの?」
そうだったのか。どおりで仲良しな訳だ。
「まぁーみんなあの時はワルだったよ?
高校でそれは止めようって約束なんだけどねー」
そうか、みんなワルだったのか。
全然想像出来ない。
