
紅桜学園イケメン部!
第18章 目覚めた時には
「優雅って優しいね。
そういう優雅、好きだよ?」
あたしがそう言うと、目をきょろきょろさせる優雅。
優雅は嬉しい時、目をきょろきょろとさせるくせがあるのだ。
「優雅ー。
優雅ってさ、嬉しい時目がきょろきょろするよね?」
今だってそう。凄く目がきょろきょろしてる。
何だか、もの凄く可愛い。
「なっ!」
顔を真っ赤にさせた優雅。
可愛いなんて、言ったら絶対キレるんだろうな。
「お前『好き』とか簡単に言うな!」
「えー?
もしかして優雅、照れてる?」
「うっうるさい!!」
何か凄く可愛い。
優雅が可愛すぎる。
ツンデレってこういう事なんだな。
あたしはそう思いながら、料理を手伝った。
