
紅桜学園イケメン部!
第22章 紅フェス翌日
「お姫様、
私に一票お願いしますね?」
瑠璃の言葉を聞いて、
みんなも同じ事を始め出す。
・・・それって良いの?
反則になるんじゃない?
票ってそもそも
呼びかけるモンじゃないし…。
「はぁいっ、もっちろん!」
目をハートにさせた女子達が嬉しそうだから…まぁ、いいか。
「オムライス…ですね?」
男の客もいるので驚いた。
…それもカップルよりも、
2・3人で友達同士が多いのだ。
だってこんなに女子達が騒いでいる所に並ぶなんて、結構勇気がいる事だろう。
凄いなぁなんて感心しながら、あたしは男の人担当なのですぐさまそこに向かった。
「君が…―――」
あたしを見て、変な笑みを浮かべる男。
…まぁ、気のせいかな。
自意識過剰にも程があるよね。
あたしは直ぐにレジに向かった。
