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紅桜学園イケメン部!

第5章 木漏れ日の灯る場所


「あたしの前に、いたんだね?」

「うん。一人ね。
…その子が自主退学をした時、我が我がと女子が攻め寄ったらしーよ?」


ジシュ タイガク?
自主退学。

その言葉に、引っかかる。
つまり――、何かがあった。

その人には何があったんだろう。
一体、彼らに何があったのだ?

分からない。

・・・あたしが知らないみんな。

一体何があったの?



そこは、あたしが触れてはならない所なのだ。

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