
紅桜学園イケメン部!
第1章 交わる事のないもの
「みなみちゃん…、やっぱり、」
理穂は泣きそうな顔で廊下を指さした。
指を指した方向には、理穂の彼氏がいた。
・・・女の子を連れて。
「浮気、かな…?」
ドクンドクン、心臓が動く。
駄目だ。
思い出してしまう。
思い出したくもない事を、
思い出してしまう。
あたしの記憶。
同じだ。この光景が
昔の記憶と一致する。
―――止めて、お願いだから。
「・・・許せない。
ちょっといってくる」
あたしは本来男に生まれるべきだったのかもしれない。
その時溢れ出す衝動が抑えられなかったからだ。
男はやっぱり最低だ。
こんな可愛い理穂を悲しませて。
あたしの親友を泣かせて。
絶対に許さない。
あたしは真っ直ぐに歩いていった。
その時、全てが変わってしまう事も知らずに。
あたしは真っ直ぐ歩いていった。
理穂は泣きそうな顔で廊下を指さした。
指を指した方向には、理穂の彼氏がいた。
・・・女の子を連れて。
「浮気、かな…?」
ドクンドクン、心臓が動く。
駄目だ。
思い出してしまう。
思い出したくもない事を、
思い出してしまう。
あたしの記憶。
同じだ。この光景が
昔の記憶と一致する。
―――止めて、お願いだから。
「・・・許せない。
ちょっといってくる」
あたしは本来男に生まれるべきだったのかもしれない。
その時溢れ出す衝動が抑えられなかったからだ。
男はやっぱり最低だ。
こんな可愛い理穂を悲しませて。
あたしの親友を泣かせて。
絶対に許さない。
あたしは真っ直ぐに歩いていった。
その時、全てが変わってしまう事も知らずに。
あたしは真っ直ぐ歩いていった。
