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届きそうで、届かなくて、、、届けたくて。

第10章 episode9 ~*重なる*~



外はすっかり暗くなっていた




何時だろ、と寝返りを打つと







ガチャ…



唯「ただいまぁ、寒っ」



唯が帰ってきた



唯「あれ、、?









うそっ、、二宮さん…いたんですか、、!」



和「うん、オフだったから。」







リビングで寝転がってる俺を見てびっくりしてる唯









時々、こうやってルールが薄れてたりするけど、






唯「あ、、お互い、関わっちゃダメでしたね……すみません…。」





唯は、真面目だから、、








和「ちょっと、、タイム。」





俺ばっかりルールを破ってる










和「唯は、、」


俺はソファから体を起こす

















和「俺のこと、














好きなの……?」




唯「…えっ、、」









少しの沈黙が続く








和「あ、、ごめん。

困るよね、そういうの…









本気じゃないってことぐらい、わかってる……」














唯「なんで…………











なんで、、そんなこと、聞くんですか………?」




























好き、だから………?




馬鹿か、俺。






恋愛は、もういいやって思ったじゃん









和「んー、ちょっと遊んでみたくなっただけ?(笑)」




無理に笑って、リビングを立ち去った



























怖かった。





















唯が、あの人と重なって見えて、





本気になって、











深入りして、









抜け出せなくなりそうで…………。

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