
届きそうで、届かなくて、、、届けたくて。
第11章 episode10 ~*嵐ちゃん*~
和「ミオリちゃんさぁ」
ミオリ「なんですかぁ?」
この景色は、現実なの…?
私にわざとみせてるの……?
二宮さんのストーカー女って、こんなものだったの……?
なんで私は、ここにいるの………?
こんなの、いやなのに
消してしまいたいのに、、
まるで金縛りにかかったかのように
目を離せない
体が動かない
ミオリ「私、二宮さん、好きかも」
和「あざーす(笑)」
ねぇ、その
“好き”
それは、、どの程度なの……?
二宮さんは、それで何を考えるの………
唯「私のが………
私のが、絶対、、好きですっ………」
私の悲痛な叫びは、誰にも聞こえない
風に包まれて、すっと消えていく…………
